12.哈維卡咖啡
夢見るふたりを 包み込むような
コーヒーの泡のミルヒ ぎゅーっと飲み込んだ
ふたりの別れを 知っているかのような
コーヒーの泡のミルヒ そーっと飲み込んだ
紅い薔薇 カーテンの向こう
トイレの目の前で 誰かが君を抱きしめて さらってゆくよ
あなたの匂いは 煙草のけむりに
掻き消されたままでいい そっと振り向いて
夢見るふたりを 包み込むような
コーヒーの泡の中に涙を溶かす
真夜中三時気まぐれな 僕は街を出た
エスプレッソの匂いたてば 心はシュガー
Hawelka
いつものメランジェを飲み乾せるなら あぁ
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